佐賀「けんか祭り」で大けが、男性が主催者役員を提訴(読売新聞より)

読売新聞の記事です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071027i204.htm

佐賀県伊万里市のけんか祭り「トンテントン」の昨年10月の合戦で脊髄(せきずい)損傷の大けがを負い、下半身まひになった同市内の男性(22)が、祭りを主催する「トンテントン祭奉賛会」(渋田正則会長)と、渋田会長ら当時の役員5人を相手取り、5000万円の損害賠償を求めて29日にも佐賀地裁に提訴する。
 トンテントンの合戦は大正時代に始まったとされ、重さ600キロ近い「荒神輿(あらみこし)」と「団車(だんじり)」をぶつけ合う勇壮な合戦がメーン行事で、毎年負傷者が続出している。昨年は地元の男子高校生(当時17歳)が横転した団車の下敷きになって死亡する事故も起きた。

 訴状などによると、男性は昨年10月22日、担いでいた団車の下敷きになった。男性側は「主催者側は死傷者が出ることを予測できたのに、十分な事前研修などの安全対策を取らなかった」などと主張している。


いつか問題になると思っていました。
危険の引き受けというのをどの程度まで認めるのか、裁判の行方が気になります。


海外の映像でトマトをぶつけまくってるお祭りをよく見ますが、あちらでは問題になってないのかな。
過激なお祭りは、常に危険と隣り合わせであり、危険だからこそ人々を興奮させるものがあるように思います。

だからって何でもありではないでしょうし、やはりこういった事故の判断は難しいですね。