聖学院大学院:84歳、元警視正・判事の宇都宮さんが修士号取得 博士課程に /埼玉

毎日新聞より。

元警視庁警視正の宇都宮明さん(84)=さいたま市北区=が17日、聖学院大学院(上尾市)の修士課程を修了し、学位を授与された。宇都宮さんは「一区切りついただけ。まだまだ学び足りない」と4月から同大学院の博士課程に進む。
 愛媛県出身の宇都宮さんは、27歳で警視庁巡査になり、交通畑を中心に約30年間勤務。登用試験に合格して検察庁副検事に転身し、簡易裁判所判事を務めた後、93年に70歳で退職した。
 退職後、当初は語学に興味を持ちオーストラリアへ留学したが、次第に政治学に関心を持つようになったという。00年の小渕恵三元首相の急逝、その後の森政権誕生を目にし、「法律と違い流動的。よく分からない部分がある」と感じた。放送大学では物足りなくなり、大学院で本格的に学ぶことを希望。最終学歴は高等小学校卒だったが、経歴や司法関係の著書から大卒相当と認められ、05年秋に同大学院政治政策学研究科政治・政策コースに入学した。

勇気をもらいました。宇都宮さん。
こういう記事を書くのも、新聞記者冥利に尽きるでしょうね。