日興、週明けにも賠償請求表明・不正会計で旧経営陣に

日興コーディアルグループは24日、不正会計問題を引き起こした責任を追及するため、旧経営陣に対する損害賠償請求を週明けにも表明する方針を固めた。一方、刑事告訴は当面、見送る方向だ。不正にかかわった旧経営陣に対して毅然（きぜん）とした態度をとることで、市場からの信頼回復を急ぐ。

会社法の勉強になる素材が続々ニュースになっていて、新聞を読むのも楽しくなりますね。
もっとも、こんな不祥事はないにこしたことはないのでしょうが。一般的には。

日興の粉飾決算って、結局なに？という方には、他サイトの解説も参考になります。
http://www.ewoman.co.jp/2005_news/gimon/51/

中央青山（現・みすず）もこの事件でほぼ消滅決定との報道もありましたし、テレビメディアの
おとなしさが異様に感じます。叶姉妹のダイヤモンドのほうが大事なんでしょうか。

監査法人に対する責任追及が厳しくなってきましたが、牛島信弁護士がその著書で指摘したように、
次は社外取締役や監査役、顧問などを務める弁護士に対して責任追及がなされる時代が来るのでしょうね。

野村證券、大和銀行、ダスキン、ジャノメと、株主代表訴訟が次々話題となりましたが、
一連の事件と判例の動向については、牛島氏の以下の著書が参考になりますので、ぜひおすすめします。