規制改革会議とはなにか〜混合診療問題を桜井議員のメルマガより〜

私が購読しているメルマガ中の発言に非常に共感したので、引用させていただきます。
全文はこちら。
http://blog.mag2.com/m/log/0000041719/
 

規制改革会議が、また混合診療の解禁を言い出した。欧米で承認
されている薬が使えないことが問題であるということが彼らの言い
分である。確かにその点に関しては、私も異論はない。

 不思議な事は、その問題を解決する方法が混合診療の解禁なのか
ということである。混合診療を解禁しなくても、薬の承認を早くす
れば解決することである。そのためには、欧米で承認されている薬
剤の治験の方法を大幅に緩和し、承認を早くすれば問題は解決する。
何故、規制改革会議が、この点の規制緩和を訴えないのか、私には
理解できない。

 規制改革会議という組織は、その会議に出席している人たちの企
業が利益を出すために、制度を変更するというどうしようもない会
議である。平成15年の会議における承認項目は、議長の会社、議
長の所属している業界団体、そして議長も所属している経団連から
の要望が圧倒的に多い。このことが、私が指摘している根拠になっ
ている。

 混合診療の解禁は、公的保険診療の縮小を招くことになる。そう
なれば、民間保険会社の出番になる。彼らが混合診療の解禁を訴え
ている事は、患者さんのためではない。彼らの企業の利益を上げる
ために要望しているだけなのである。

宮内氏のことをいっているのでしょうが、私も宮内氏のことは実業家としては評価していますが、公的な役職である規制改革会議の議長としては、まったく評価できません。
そもそもこの人をこのポストに据えてること自体がおかしい。

あえて宮内氏を擁護すれば、宮内氏は実業家なんだから、自分の会社が儲かるように議論を導くのはある意味当然じゃないでしょうか。たくさんの従業員を抱える責任者なんですから。彼の行動は、ある意味当然。

だからこそ、もっと高所から議論のできる人間をこのポストにつけるべきなのではないかと思うのです。
参議院与野党逆転したからこそ、ほんとに実現させてほしい。

桜井さんの発言は民主党でマジョリティーを得てるのかいつも心配になります。
ぜひ桜井さんの意見が与野党超えて多数となることを願っております。