最高裁判決2006(法学セミナー2月号)

最高裁判決2006――弁護士が語る」と題して、特集が組まれています。

これはおもしろい!一方当事者の代理人である弁護士が、その裏事情も含めて語ってます。
普段の授業では、自分が代理人になって行動するっていう意識がなかなか持てませんが、
この記事を読むと、現場の状況がリアルに伝わってきてやる気がでます。

セミのジャーナリスティックなノリにときどき戸惑うこともありますが、
この特集は素敵です。
以下、取り上げられている判例を法セミのHPから紹介。


最高裁での逆転勝訴】
■敷金返還請求事件訴訟
 最高裁判所第二小法廷2005年12月16日判決 判時1921号61頁
 (弁護士 岡本 英子)
【認められた景観利益】
■国立マンション訴訟
 最高裁判所第一小法廷2006年3月30日判決 判時1931号3頁
 (弁護士 池田 計彦)
【会社の正義とは】
■蛇の目株主訴訟
 最高裁判所第二小法廷2006年4月10日判決 判時1936号27頁
 (弁護士 渡辺 征二郎・北新居良雄)
【理不尽さを認めながらも】
■団体定期保険訴訟
 最高裁判所第三小法廷2006年4月11日判決 判時1933号61頁
 (弁護士 水野 幹男)
【完全救済に向けて】
B型肝炎訴訟
 最高裁判所第二小法廷2006年6月16日判決 判時1941号28頁
 (弁護士 奥泉 尚洋)
【近い将来の実現を】
知的障害者の在宅投票訴訟
 最高裁判所第一小法廷2006年7月13日判決 判時1946号41頁
 (弁護士 小山操子・石橋志乃・田渕 学)
【78年ぶりの判例変更】
■外国政府相手の裁判権
 最高裁判所第二小法廷2006年7月21日判決
 (弁護士 竹原 孝雄
  MEIジャパン株式会社・東京三洋貿易株式会社代表取締役 茶圓 光彦)
【大学の常識を覆す】
■私立大学前納学納金返還訴訟
 最高裁判所第二小法廷2006年11月27日判決
 (弁護士 松丸 正)

ちなみに、これは法学セミナーの2月号の特集です。
最新号は3月号ですのでお間違いのないように。