鹿児島県議選買収事件

鹿児島県議選買収事件:無罪判決…「真実は勝つ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070223k0000e040033000c.html

司法試験の答案では「職務熱心のあまり」違法捜査に至ってしまったというふうに、
捜査官への敬意をもって一応書いたほうがよいとのアドバイスを聞いたことがありますし、
実際違法ながらも、捜査の事情からなんとか(世間的に)擁護しうる捜査もあるでしょう。
ただ、今回の事件は「職務熱心のあまり」といって擁護する気にはなれませんね。
 

03年4月13日の県議選から3日後、警察に呼ばれて人生が一変した。終わりの見えない過酷な聴取。署に向かう途中に自動車事故を起こし、首をけがしたが、翌々日には入院先から任意同行を求められた。5月13日には逮捕され、9月に保釈されるまで、取り調べは計595時間に及んだ。訴えが届かない絶望から、言われるがままに「自白」してしまった、という。

以上の記事、そしてテレビ報道で流されていた逮捕時の様子を記録したテープレコーダーなどからも、
被告人の方々の苦悩が想像できます。

指宿先生のブログでは、地元紙の記事が紹介されています。
http://imak.exblog.jp/

忘れてはいけない事件ですね。