最高裁、広島県側の上告棄却…在ブラジル被爆者訴訟

読売の記事です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070206i103.htm

各紙の夕刊にはすでに掲載されています。

判決の詳細はまたゆっくり読みたいと思いますが、
藤田宙靖裁判長じゃなくても同じような判決内容、結論になっていたのかは気になります。

難しい問題だと思うのは、そもそも時効って制度は真の権利者の権利を奪うわけであって、
制度自体が信義則に反するって側面があるんですよね…。
やはり判決理由を詳細に検討する必要ありですね。

法律の勉強をしてない人によく「なんで時効は20年(その権利によって違うけど)なの?」「○○罪ってなんで○年の刑なの?」と
聞かれるのですが、いつも「そう立法府が決めたから」という以外に答えられないです。
むこうが聞きたいのは、「20年っていう数字がどのように導かれるか」ってことなのはわかってるんですけどね。私にもわからんす。

教わってる学者の先生に聞いてみたい気もしますが、意外とこういう質問ってしにくいですよね。
たぶん、数字の明確な根拠って、特にないのでしょうから。